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| 近年、コンピュータ技術、メカトロニクス技術は、ハードウェアとソフトウェアの発展に伴い様々な分野で飛躍的に進歩発展を遂げてきた。その一方で、基本的生活財の充足という物質的豊かさがある程度達成された今日では、個性化願望や快適性など心の豊かさがキーワードになりつつあり、あるいは「安心・安全・自立」といった要素が極めて重要な位
置を占めてきている。こうした個人意識や社会の個性化・多様化に合致する技術のあり方が問われてきている。 我々は、人間工学的要素を含み、人々の様々な活動を支援する技術をヒューマンウェア・テクノロジーと命名している。これらの接続されたシステムを「ヒューマンウェア・テクノロジー・ネットワーク」として提案している。 ヒューマンウェア・テクノロジーは、能力を与える技術(enabling technology)と捉えるべきものである。それは単に技術と人間を組み合わせ、技術を人間にとって使いやすいものにするといった意味ではない。従来の技術と人間の関係を見直し、人間に技術を適応させていく、あるいはこれまでの機能価値以外に置かれてきた環境適合性、バリアフリー的要素を含む情緒価値、感性価値といったものを技術に取り込み、止揚された人間中心の産業システム、社会システムへの転換を目指したものであり、様々な組織や人が有する高度な技術や経験を、(1)保健・医療・福祉、(2)社会教育、(3)環境保全、(4)まちづくり、(5)国際協力といった社会の要請に応じて活かしていく機会を創出するものである。 このような理念のもとに、(1)から (5)の各分野において、これまで大学や企業等が単独に進めてきた技術・サービス開発を、ネットワーク化し様々なコンポーネントを連携させ、多種多様な企業、研究機関、個人が有する技術を持ち寄るとともに、社会ニーズを的確に把握するための母体を構想した。この母体では、参加する各個人が、公共の視点あるいはコミュニティにおけるあるべきサービスの観点から、大学・企業では実現困難な事業であっても積極的に関与することが期待される。更にまた、各分野の公共サービスに関する政策提言や調査研究も積極的に行う。 よって、ここに我々有志は「特定非営利法人ヒューマンウェア・ネットワーク推進機構」を設立し、意欲ある多様な参加者を募り、ヒューマンウェア・ネットワークのサービスの開発とその応用を通 じて社会に貢献しようとするものである。その目標はヒューマンウェア・ネットワークを活用したサービスの実現など広く公益に寄与するものとする。以上の趣旨から、特定非営利活動法人ヒューマンウェア・ネットワーク推進機構を設立する。 |
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